月経移動とは

月経移動とは、ホルモン剤(ピル)を使って生理の周期を調整し、予定日に合わせて生理を起こさせる方法です。結婚式や旅行、重要なイベントなど、生理が重なると困るようなときに有効です。必ず医師の診察を受ける必要があります。
月経移動には、生理を早める方法と遅らせる方法があります。
早める場合は中用量ピルを使い、通常の生理が始まってから3~5日目から飲み始めます。10日以上飲み続け、その後ピルを中止すると、数日後に生理がきます。
遅らせる場合は中用量ピルを使用し、次の生理が来る予定日の5日前までに飲み始めます。ピルを飲み続けている間は生理が来ませんが、飲み終えて数日後に生理がきます。
月経移動の際は、妊娠していないことと、その月経周期では避妊することが必要です。
また月経移動は成功しないこともありますので、月経が来ても対応できるように備える必要もあります。
副作用について
吐き気、頭痛、不正出血などの副作用が出る可能性があります。
またピル服用によって、血栓症のリスクがわずかに高まるといわれています。
中用量ピルについて
当院ではプラノバールを使用していますが、月経移動や避妊の効果については日本の医薬品医療機器等法で承認されていません。
そのため中用量ピルでの月経移動は自由診療となり、保険対象外です。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
プラノバール配合錠は、医薬品医療機器等法において、月経困難症の治療薬で承認されていますが、当院で行う生理の移動目的での使用については国内で承認されていません。
【入手経路等】
当院で使用しているプラノバール配合錠は国内の医薬品卸業者から国内承認薬を仕入れております。
【国内の承認医薬品の有無】
プラノバール配合錠は国内で機能性子宮出血、月経困難症、月経周期異常(稀発月経、頻発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全の治療薬として承認されています。
【諸外国における安全性等に係る情報】
プラノバール配合錠はアメリカ食品医薬品局(FDA)で月経困難症の治療薬として承認されています。
【医薬品副作用被害救済制度について】
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
- 診療内容
(診療科目) - 産婦人科 婦人科
- 院長
- 市原三義
- 住所
- 〒154-0015
東京都世田谷区桜新町1-40-8 桜新町クリニックモール5階 - アクセス
- 東急田園都市線:「桜新町駅」西口徒歩4分、「用賀駅」東口徒歩10分
- TEL
- 03-3439-1155
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休診日水曜・土曜午後・日曜・祝日
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