股から何かでてきている?骨盤臓器脱

”何かでてきいる” ”触れるものがある” といった症状がある方

”子宮がん検診で子宮が下がっているといわれた”といった方はいないでしょうか?

そんな場合は骨盤臓器脱の可能性があります。主に閉経後で、出産経験のある方がなりやすい病気です。軽い症状が多いこと、命に関わるような重い病気では無いため気になっているのに受診されていない方が多いです。

女性は出産できるように骨盤が広くできていますが、そこから臓器が出てこないよう骨盤底を支える筋肉と靭帯の集まりの”骨盤底筋群”があります。しかし、”骨盤臓器脱”は、分娩や肥満、加齢により骨盤底筋などがゆるくなり、膀胱、子宮や直腸といった臓器が、腟から脱してしまう状態になります。

骨盤底筋
骨盤臓器を支える骨盤底筋群

軽症であれば、尿道、腟や肛門を引き締める骨盤底筋体操で様子をみます。しかし、放置して症状がすすんでしまった場合は、常に腟から出ていたり、排尿回数が増えたり、残尿感が出てきたりなど、日常生活に差し障りがでるため治療が必要になります。

治療は、外来診察で可能なものは、ドーナツ型のリングの”ペッサリー”を腟にいれて矯正する方法があります。サイズが合わず抜けてしまったり、オリモノが増えることがあり、3か月おき程度の定期的通院が必要になります。

ペッサリーが合わない場合は、手術治療があります。近年は、メッシュで補強する腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)や経腟メッシュ手術(TVM)が行われています。また従来から行われている、腟を閉じる腟閉鎖術、腟壁を縫縮し脱出した子宮を腟から摘出する手術などがあります。

当院では、骨盤底筋体操の案内や、骨盤臓器脱を矯正するペッサリーの治療を行います。また、手術が必要な方には、骨盤臓器脱の手術実績の多い昭和大学病院産婦人科や、昭和大学横浜市北部病院女性骨盤底センターに紹介させていただきます。

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