プレコンセプションケア セルフチェック
8月 5, 2020
プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。妊娠を意識している人はもちろん、いつか妊娠したいと思っている女性も、プレコンセプションケアを今すぐ始めてほしいと考えています。
アメリカのCDC(Centers for Disease Control and Prevention)では、妊娠可能な年齢のすべて女性に妊娠について考える機会をもち、チェック項目(下記)にもとづき自身で生活習慣などを検討し、計画的な妊娠をすることを呼び掛けています。皆さんも16項目あるチェックリストの自分の答えを考えてみてはいかがでしょうか?また、チェックリストで気になる点があれば一度かかりつけ医に相談してみてはどうでしょうか?
健康な自分自身と将来の赤ちゃんのためのステップ
- 学業、仕事などのライフプランのひとつとして、いつ妊娠するか計画をたてましょう。
- 食生活では、野菜の摂取を心がけましょう。
- 規則的な運動習慣を身につけましょう。
- 毎日葉酸400μgを摂取しましょう。
- 性行為感染症に注意し、感染予防をしましょう
- 他の一般的な感染症についても、手洗い・うがいなどの感染予防をしましょう。
- 自宅や職場など身近な環境における有害物質について知識を持つようにしましょう。
- 自分の予防接種歴を調べ、必要な予防接種は受けておくようにしましょう。
- ストレスを減らし、精神的にも健康で過ごせるように心がけましょう。
- 喫煙をやめましょう
- 自分自身に処方されたものでない薬は使用しないようにしましょう。
- 妊娠しようと思った時から、飲酒はやめましょう。
- パートナーからの暴力・虐待を受けているなら、自分で抱え込まずに周囲に相談しましょう。
- 喘息、糖尿病、肥満などの自身の状態を管理していきましょう。
- 自分の家族歴について知っておきましょう。
- 定期的に健康診断をうけて何か異常が見つかったら受診するようにしましょう。https://www.cdc.gov/preconception/documents/Pregnancy_Planner_508.pdf